荒川技研工業50周年記念展 「ubique」

EXHIBITION

荒川技研工業50周年記念展 「ubique」

会期:2023年9⽉1⽇(金)〜12⽇(火)
時間:13時〜20時
入場:無料
レセプション:9月1日(金)18時より
トークショー:9月8日(金)18時~19時

主催:荒川技研工業株式会社
ディレクター:STUDIO BYCOLOR
クリエイター:吉添裕人
グラフィック:前島淳也
協賛:株式会社ワイ・エス・エム、有限会社落合製作所、株式会社NBCメッシュテック、フェイステック株式会社、アイティーエル株式会社、有限会社藤岡工芸社

 

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2023年9月5日に荒川技研工業は50周年を迎えます。

これまで多くの建築家やデザイナーのクリエーションを支えながら、進化を重ねてきたワイヤーシステムARAKAWA GRIP。その背景を見つめ、機能美と佇まいそのものにフォーカスしたインスタレーションを空間デザイナーの吉添裕人が手掛けます。

また、同ショールームでは、ARAKAWA GRIP の原点であるプロダクト「ハンドプラー(HP-1)」や、今まで交流してきた建築家やデザイナーの作品を、50 周年プロジェクト‘50 GRIPS’のトータルディレクションを⼿掛ける STUDIO BYCOLOR によりご紹介いたします。
ARAKAWA GRIPの源流を紐解く展示をどうぞご覧ください。

コンセプトは「遍在」

荒川技研工業とのコラボレーションとして、ARAKAWA GRIPの元素と言える金属素材そのものの美しさに着目した吉添は、その素材や工場で見た風景をあるがままに空間に構成することを提案します。そこに唯一掛け合わせる要素は、自身の制作活動における精神性として重要視する空気や風、光、陰といった、かたちのない流動的で不完全なエレメントです。

本展では、パーツが放つ魅力がどのようにして作り出されるのか、その点景を工場の現場から抽出することからはじまります。加工前の金属棒、切削加工の過程で出るスクラップ、そしてARAKAWA GRIPの多種多様なパーツ機構、空間を走るワイヤー。それぞれのマテリアルが持つ力強くも繊細な美しさを直接的に引用すると同時に、工場の風景や製造過程にインスピレーションを得て、空間を構築していきます。

荒川技研工業が生み出すワイヤーシステムは主に建築、空間業界において活用され、様々な設計者のイマジネーションをかたちにしてきました。存在を感じさせず、まるで空気のように設計者に寄り添う姿勢は丁寧なものつくりの積み重ねによって実現されています。

展覧会名は「ubique(ウビークエ)」。ラテン語で遍在すること、至る所に存在することを意味するこの言葉は、ARAKAWA GRIPのその立ち居振る舞いを体現する言葉であると吉添は考えます。また、作者自身が見つめ続けるかたちのないマテリアル、不均整な存在がもつ可能性の追求に通ずる言葉でもあり、この二者の共通項が自然と空間の中で重なっていきます。

荒川技研工業の半世紀のものつくりが引き継いできたもの、そして、これからの半世紀に引き継いでいくもの。過去から未来にわたって脈々と繋がれていくその潮流の場景をインスタレーションとして表現します。

クリエイター:吉添裕人武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業。独立後、都市開発や商業施設開発、ホテル開発等の空間デザインを主軸としたクライアントワークに従事する。その経験は2017年より開始した個人的な制作活動に影響を与え、人間の感覚器官と環境のインタラクティブな関係性の構築や空間的拡張性表現の追求といった、身体と空間の呼応を重視した独自の制作プロセスを形成している。

自然風景や現象、素材などプリミティブな要素からインスピレーションを受けると同時に、自身のアイデンティティと密接につながりを持つ日本の文化背景や宗教観と通ずる「変化」「動き」「時間」といった不完全で流動性のあるテーマを探求している。

2017年「PIXEL」、2021年「hymn」をはじめとする発表作品で多くの受賞歴があり、日本、イギリス、イタリア、アメリカ、ブラジル、中国など各国で作品を発表。空間領域から拡がる幅広い分野での活動を続けている。京都芸術大学非常勤講師。

HUBLOT DESIGN PRIZE 2022 Finalist (UK)、ELLE DECO International Design Awards-EDIDA 2022 Best in Lighting Nominated by Japan Edition (JP)、dezeen Milan Design Week 2018 Lighting Design TOP10 (UK)、dwell 24 selection (US)、LEXUS DESIGN AWARD 2017 Grand Prix (IT)、LEXUS DESIGN AWARD 2016 Finalist (IT) 等受賞多数

https://www.hirotoyoshizoe.com/

ディレクター:STUDIO BYCOLOR


色や素材の持つ力を効果的に活用するデザイン事務所 STUDIO BYCOLOR 。2013年、秋山かおりにより設立。2002年千葉大学工学部デザイン工学科卒業、オフィス家具メーカー勤務を経て現在に至る。

なぜその色なのか、なぜその素材なのか。
デザインの領域が拡がる今、当たり前を問い、私たちの目の前にあるものを一から見直すアプローチで、その足元に眠る時間を掘り起こしながら、より良い方向へものごとを進める。重視するべきはリサーチ・デザイン・リリースの3フェーズ。現場で人々との対話や書籍、道具や素材から念入りに行うリサーチ。リサーチから見出した「芯」を実現するためのデザインワークは、メーカーや海外のデザイン事務所で培った経験を活かし、またリリースにおいては作り手・受け取り手の機微を捉えながらしっかりと伝えていく。

マテリアル実験から生まれた INHERENT:PATTERN は2022年 iF DESIGN AWARD を受賞。その他 German Design Award、DFAアジアデザインゴールド賞、DIA Top100、グッドデザイン賞受賞、LEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2016 選出等。グッドデザイン賞審査員の他、千葉大学、法政大学デザイン工学部にて非常勤講師を務める。近年は素材を切り口に日本のクリエイティビティを海外へ伝える MATERIAL IN TIME を香港をはじめとする国内外で主催。2022年荒川技研工業が運営する TIERS GALLERY にて、 Almach Art Gallery 共同主催の BLACK SERIES のディレクションを務めた。

https://studiobycolor.com

トークイベント

9 / 8 (金) 18:00-19:00
「遍在を見つめる」

50周年記念展「Ubique」のクリエイターである吉添裕人、グラフィックデザイナー前島淳也、50 GRIPS ディレクターの秋山かおりと、荒川技研工業株式会社 代表取締役の荒川創によるトークイベントです。今回の展示Ubiqueを通して、多くの建築家やデザイナーのクリエイションを支えてきたARAKAWA GRIPの魅力に迫ります。

【登壇者】吉添裕人(Hiroto Yoshizoe Studio)、前島淳也(グラフィックデザイナー)  、秋山かおり(STUDIO BYCOLOR)、荒川創(荒川技研工業株式会社 代表取締役)
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