NEW NORMAL, NEW STANDARDとは
コロナ禍をきっかけに既存の価値観やモノの⾒⽅は⼤きく変化し、2020年に「新しい⽇常」が始まりました。この不安定な⽇常の中で求められること、⽇常を少しでも豊かに過ごすための⽅法をデザインを通して提案・発信するプロジェクト。
⾃分や⼤切な⼈の⾝を守りながら、⽇常を豊かに
2020年、2021年と取り組んできた感染症対策は継続して引き続き講じる必要性がありますが、現在、世界は更に混乱の真っ只中にあります。コロナ禍による社会的な不安定さに加え、戦争によるエネルギー や⾷糧の価格⾼騰の問題、⽇本においては局地的な⼤⾬などの異常気象への対策の必要性も年々⾼まっているように感じます。 こういった不安定な世の中だからこそしっかりと⾝の回りのリスクを意識して備える、⽇常を⼤切な友⼈や家族と穏やかに安⼼して過ごすためにも、余計なストレスを感じず⼼地よく備えることが必要だと感じています。 これまでの「美しい感染症対策のデザイン」から2022年は「⼼地よい備えのデザイン」へ、備えを⽇常に⼼地よく取り⼊れる⽅法を5組のデザイナーが提案します。
プロダクト紹介
1,LEaD
どんな所でも優しい光を。
“TOKYO CORK PROJECT”が生み出した東京で消費されたワインボトルの栓を原料にした再⽣コルクを本体に使⽤。柔らかいコルクの表⾯に灯される光は、その場に暖かい光を放ちます。災害時でも持ち運べるコンパクトなサイズ。最⼤16時間点灯が可能。
デザイナー:浦⽥孝典 https://www.urata-design.com/
吉岡徳仁デザイン事務所を経て2010年 株式会社 浦⽥孝典デザイン事務所設⽴。2014年 アウトドアブランド sunsetclimax 設⽴。主な受賞歴として、GOOD DESIGN AWARD、 iF DESIGN AWARD、DFA Design for Asia Awards、German Design Awards 受賞など。
2、paraWARAJI
パラシュートコードで編まれた“わらじ”。
非常に強度が高く耐久性も優れているパラシュートコードで編んだ“わらじ“は緊急時に足を保護することができ、いざという時にはわらじを解いてロープとしてや、怪我の固定や止血、更に着火剤やデンタルフロスとしても使えるため災害時に生活の助けになるものとして多様に活躍します。わらじは古くから縁起物や魔除けとして考えられることもあり、⼼のお守りとしても側に置いて貰えたらと思います。
デザイナー:伊澤真紀
岡⼭県⽣まれ。⼤阪芸術⼤学芸術学部デザイン学科スペースデザインコース卒業。設計施⼯会社デザイン室勤務後、maki izawa design studio設⽴。⼈の暮らしをデザインすること、空間やモノが⼈にどう作⽤するかを考え主にインテリア、プロダクト、パッケージのデザインを⼿がける。
3、Paper whistle
紙で出来た折り畳み式の防災笛。
笛は防災アイテムの代表的なものの⼀つですが、⽇常的に使⽤するシーンがほとんどないため、常に持ち歩いたり⾝に着けることがどうしても負担となってしまいます。そのためパスケースなどに⼊れて常に持ち歩けて、折り畳めばすぐに使⽤できる蛇腹状の防災笛としました。どんな⼈でも簡単に使⽤でき、環境負荷も少なく親しみやすいものにするため紙製としています。
デザイナー:⼟井智喜 https://soell-inc.com/
⾹川県⽣まれ。桑沢デザイン研究所SD コースを卒業後、インテリアデザイン事務所を経て2010 年よりANDASSOCIATES にて活動。2014 年より桑沢デザイン研究所⾮常勤講師、2020 年より昭和⼥⼦⼤学⾮常勤講師。シンプルで柔軟、そこに少しのユニークさを加えたデザインを⽬指し、インテリア・プロダクトデザインを主に⼿掛ける。
4、Honey drop
はちみつの優しい光の照明。
はちみつは常温で⻑期保存ができ、栄養素が⾼くでライフラインが⽌まった際に⽕を通すなどの加⼯が必要ないため⾮常⾷としてとても適しています。また殺菌効果も⾼く、傷⼝に塗る事で炎症を抑えて新しい組織が形成するのを助けてくれるとも⾔われています。⾮常時、災害時にも活躍するはちみつを常に⽣活空間を彩るプロダクトにデザインしました。デザイナー:中込明 http://akiranakagomi.com/
東京都⽣まれ。法政⼤学⼤学院⼯学研究科建設⼯学専攻修⼠課程修了後、2015 年 AKIRA NAKAGOMI DESIGN 設⽴。素材の特徴や製作⽅法などから新しいコンセプトを考慮し、家具、⽇⽤品などのプロダクトデザインを中⼼に⼿掛けている。“⼀⽣モノ”と思えるような美しいプロダクトデザインを⽬指している。
5、DRIP CONE
⾼い展開性を持ったコーヒードリッパー
基本構造として、オーリングを使⽤し、細く折りたたむこともできるコーヒードリッパーで、使⽤しないときはカトラリーケースにも⼊るようなコンパクトな設計。移動時の荷物の軽減にも役⽴ちます。また、このドリッパーはいざというときに砂利などを⼊れて⽔をろ過するための構造も想定しています。デザイナー:江⼝海⾥ https://www.kairi-eguchi.com/
⼤阪⽣まれ。⼤阪市⽴⼯芸⾼等学校プロダクトデザイン科卒業、⼤阪市⽴デザイン教育研究所デザイン学科プロダクトデザインコース卒業。メーカー、デザイン事務所の下積みを経て2008 年に⾃⾝のスタジオを設⽴。「未知を発⾒する。」をテーマに⽇々プロジェクトに取り組む。国内外にクライアントを持ち、グッドデザイン賞など受賞多数。
大阪展
⽇時 2022年12月3⽇(土)〜12月11日(日)
平⽇ 15:00-19:00 /⼟⽇祝 12:00-19:00
場所 Page Gallery (KAIRI EGUCHI DESIGN 1F)
住所 542-0066 ⼤阪府⼤阪市中央区⽡屋町2丁⽬148 Map