『Existence of Line – 線の存在』村越 淳 x 荒川技研工業

EXHIBITION

『Existence of Line – 線の存在』村越 淳 x 荒川技研工業

◇ 会 期:2019 年10 月18 日(金) - 11 月4 日(祝)
◇開場時間:12:00 ‒ 20:00(平日)
10:00 ‒ 20:00(土日祝)
◇ 会 場:TIERS GALLERY(ティアーズギャラリー)
東京都渋谷区神宮前5-7-12(荒川技研工業本社ビル 3 階)
◇入場:無料
◇ カクテル:2019 年10 月18 日(金)18:00 ‒ 21:00

荒川技研工業株式会社(本社:東京都渋谷区・代表取締役社長:荒川 創)は、 2019 年10 月18 日(金)より本社ビル3F に併設しているTIERS GALLERY(ティアーズギャラリー)にて、 デザイナー 村越 淳による初の個展『Existence of Line – 線の存在』展を開催いたします。

『Existence of Line – 線の存在』村越 淳 x 荒川技研工業 
昨年から村越 淳が取り組んでいるARAKAWA GRIP の特徴を最大限に介して成立した作品〈Equilibrium〉(イクイリブリウム・平衡の意)を中心とした初の個展を開催します。
昨年素材をクリエイティブな発想で自由に実験することを通してデザインの可能性を考察し広げる運動体[Experimental Creations]ならびにミラノ・サローネ[Ventura Future 2019]において発表した〈Equilibrium〉。木製円筒形ユニット(直径10mm)にワイヤーを通しながら連なりをつくり、両端をARAKAWA GRIPで締めることによって、空間の宙空に、有機的な線状のオブジェを顕在化させました。これはワイヤーの引っ張ろうとするテンションと木製円筒形ユニットの釣り合いを保とうとする力がARAKAWA GRIP の特徴を最大限に介して成立した作品です。
今回の初個展『Existence of Line – 線の存在』では、〈Equilibrium〉シリーズをはじめ、これまで発表してきた作品の数々を、あらためて「線」という要素で紐解いていきます。
「線の存在は、平面に限らず立体や空間の中にも見てとることができます。それは表面に刻まれた模様であったり、際立ったエッヂや背景との境界にできる輪郭、さらには構造を意識した際の骨格であったりします。一方で、目の前に現れたその線は実在するのでしょうか、それともあなたの脳が作り上げた想像上の産物でしょうか」
本展を通じてあらゆる所に潜む線の存在を認知し、線が持つ多様な表情を感じ取っていただければ幸いです。




■ 緊張感と温かみ:相反するイメージを空間やモノの中に共存させるプロダクトデザイナー 村越 淳
プロダクトデザイナー/ Jun Murakoshi Design 代表。
千葉大学大学院デザイン科学専攻修了、英国王立芸術大学院(RCA)Design Products 修了。
これまでTakram との新製品開発、コンサルティングファームi.lab での新規事業開発、戦略・ビジョン策定や、千葉大学国際教育センター特任助教、東京大学知の構造化センター特任研究員として教育研究活動に従事。『Hublot Design Prize 2017』ファイナリストに選出されるなど、日本、欧州を中心に受賞・展示多数。

荒川技研工業:企業理念は「ないものを創る」
1973 年創業。国内外で特許を取得しているワイヤーの位置調整機構「アラカワグリップ」を企画・開発・製造・販売しているメーカー。
TIERS GALLERY は、この空間に様々な人が訪れることによって、建築・プロダクト・インテリア・グラフィック・ファッション・アートなどの領域を超えて、様々な出会いと反応が起こることを期待し、クリエイターの発表・交流の場として2017 年に開設。