ワイヤーシステム・ピクチャーレール

ワイヤー本数と許容荷重

ワイヤー径と許容荷重

ワイヤー線径
(mm)
使用ワイヤー径選定の
目安許容荷重(kg)
ワイヤー破断荷重
(kgf)
Φ0.6316.5~16.8
Φ0.8530.2~34.5
Φ1.0847.6~50.0
Φ1.21056.2~73.4
Φ1.53084.8~95.7
Φ2.050143~146
ワイヤー線径
(mm)
使用ワイヤー径選定の
目安許容荷重(kg)
ワイヤー破断荷重
(kgf)
Φ2.570228~242
Φ3.0100310~330
Φ4.0150465~543
Φ5.02001,030~1,090
Φ6.03001,750~1,900

吊り下げる重量を確認してワイヤーの線径を決めてください。
記載された許容荷重、適性ワイヤー径を厳守してください。(許容荷重は当社推奨のSUS304)

試験機器
  • 使用ワイヤー径選定の目安:許容荷重は当社実施の荷重試験の結果に当社規定の安全率をとったものです。許容荷重内にてご使用ください。また、使用状況によってはさらに安全率を取る必要がある場合もあります。詳しくは当社までご相談ください。
  • 許容荷重重(kg):許容荷重は垂直の状態での静止耐荷重となります。手摺張り(テンションシリーズ)の際には、スプリング機構との併用により荷重設定が異なります。詳しくはそちらをご覧ください。
  • 試験機器:試験機器は社内にも設置し、随時検証を行っています。また、製品の内容によりましては下記の通り、公共機関へも強度測定の依頼試験を行い、許容荷重内での品質保持に取り組んでいます。
    【公共機関】東京都立産業技術研究所、埼玉県産業技術総合センター 他
  • ワイヤー破断荷重(kgf):グリッパーとワイヤーを組み合わせた時の、ワイヤーの破断荷重となります。

複数吊り許容荷重の計算方法

使用するワイヤーの許容荷重 × 本数
× 0.6

複数(2~4本)のワイヤーで吊り下げる場合には、ワイヤー1本あたりの許容荷重の合算を60%にした値を、安全にご使用になる為の目安としてご検討ください。5点吊り以上の場合でも4点吊りと同じ許容荷重内でご使用ください。詳しくは、当社までご相談ください。複数吊りの場合は、1本のワイヤーに荷重が集中しないよう各ワイヤーに均等に荷重が加わるようにご使用ください。

1点吊りの許容荷重
(許容荷重Φ1.5の場合)

ワイヤー線径の許容荷重×1点×100%

計算例:30㎏×1=30㎏

一点吊りの場合には、許容荷重をそのまま適用することができます。
吊り数を増やした場合にも、重量は天井面の金具に集中してしまう為に、全体の重量合算が30㎏を超えないように調整してください。

2点吊りの許容荷重
(許容荷重Φ1.5の場合)

ワイヤー線径の許容荷重×2点×60%

計算例:30㎏×2×0.6=36kg

30㎏×2=60㎏ではご使用にはなれません。安全にご使用いただく為に、必ず60%の係数をお守りください。
段を増やした場合でも、重量は天井面の金具に集中してしまう為に、全体の重量合算が36㎏を超えないように調整してください。

4点吊りの許容荷重
(許容荷重Φ1.5の場合)

ワイヤー線径の許容荷重×4点×60%

計算例:30㎏×4×0.6=72kg

30㎏×4=120㎏ではご使用にはなれません。安全にご使用いただく為に、必ず60%の係数をお守りください。
棚板を増やした場合でも、重量は天井面の金具に集中してしまう為に、全体の重量合算が72㎏を超えないように調整してください。