touch GRIP  11  /  Tomoki Doi

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コロナ禍に模索した、日々の豊かさ

土井智喜

コロナ禍に模索した、日々の豊かさ – 土井 智喜
(撮影/トロロスタジオ)

「NEW NORMAL NEW STANDARD」は、2020年に日本がコロナ禍に見舞われたことをきっかけに、荒川技研工業の協力の下、デザイナーの浦田孝典氏たちと共に立ち上げたプロジェクトである。「今の時代に求められる新しいスタンダードをつくる」という考え方を軸に、毎回テーマを設けて展示会を開催した。
この展示会の特徴の一つに、ARAKAWA GRIPを用いた空間構成がある。自由度が高くて脱着も容易な金具だからこそ、それぞれで表情の異なる自由な空間づくりが実現した。荒川創氏および真氏からは、テクニカル面のアドバイスだけでなく、プロジェクト全体の今後についてなど、いつも多くの刺激的なアドバイスをもらうことができた。〈文/土井智喜〉

土井智喜

土井智喜

soell

香川県生まれ。桑沢デザイン研究所を卒業後、インテリアデザイン事務所を経て、2010年より自身のデザイン事務所を設立。2022年、soell株式会社に改組。 物と空間との関係性を意識したインテリア・プロダクトデザインを主に手掛ける。

https://soell-inc.com/

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