touch GRIP  08  /  Shunya Hattori

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金具に求めた機能と表現

服部隼弥

金具に求めた機能と表現 ー Bouillon
(撮影/トロロスタジオ)

「Coaster」は、ARAKAWA GRIPを埋め込んだアタッチメントを透明のチューブに取り付けた作品。高低差を調節することで、パチンコ玉がコースターのようにチューブ内を転がり、ARAKAWA GRIPの機能に楽しみながら触れることができる。2019年から2023年まで、荒川技研工業の本社・表参道ショールームに設置された。

金具に求めた機能と表現 ー Bouillon
(撮影/五十嵐絢也)
金具に求めた機能と表現 ー Bouillon
(撮影/五十嵐絢也)

「Position」は、「ARAKAWA GRIPのある暮らし」をテーマにした作品。鏡など住空間における吊り元を想定した専用アタッチメントをデザインし、ARAKAWA GRIPと組み合わせた。ピクチャーレールにとどまらない、ARAKAWA GRIPの新たなポジションの可能性を探った。同社ショールームの3階「TIERSGALLERY」で開催された「Experimental Creations 2018 Tokyo」で発表した。〈文/服部隼弥〉

服部隼弥

服部隼弥

Bouillon

名古屋芸術大学スペースデザインコースを卒業後、家具メーカーや大学助手などを経て、2016年にBouillonを設立。身の回りの素材に改めて着目し、「うまみのきいた暮らし」をテーマにデザインした作品を国内外で発表するかたわら、インテリアショップIDウなどにデザイン提供を行う。

http://www.design-bouillon.jp/

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